課題の多い店舗植栽
・・・ですが、悩ましい課題がありました。
課題① 出入口ガラス扉から植栽設置場所の階段下までは距離があること。
人って立入禁止の先がすぐ行き止まりでないと、
突破してその先の様子を見に行きたい気持ちになるんですよね~。

課題② 出入り口は使用することがあり、その際、女性スタッフだけで
植栽を移動させなければならないこと。
う~ん、これは難題です。大きなプランターに土が入ると、
想像より重くてとても女性では運べません!
ならキャスターを付ければ、と思いますが設置場所が砂利です。
やはり持ち上げて運ぶしかありません・・・。
さて、①②の課題をクリアするためのご提案です。
まずはプランター。
軽量のグラスファイバー製で、形はキューブをご提案しました。
コンパクトサイズのものをズラリ数個並べて侵入を防ぐ作戦です。
(様子を見ながら後々追加ができるので安心。)
またコンパクトなキューブなら、女性でも持ち運び可能な重さになります。
さらに、組み合わせ自由自在で、フレキシブルに配置できることも魅力です!

次は植物の課題です。課題③ 鹿に食べられない植物。
これは想定外の課題でした・・・。
奈良公園と隣接しているため鹿が普通に来るんですね~。
調べましたが、植物選択肢はごくわずかなようですので、
鹿が嫌うと言われるアセビ(馬酔木)でシンプルな植栽をご提案しました。
常緑ですし、並べることで生垣的な役割を果たします。

課題④ 伝統と格式高い名店の風景を損なわないこと。
設置場所は別館のレストランの出入口となっていて、
日本庭園✖洋食✖ブライダルという構成。
お客様は本館からの出入りとなって、現在ここは締切にしているそうです。
店舗運営時代から展示会にも足を運んでおり得意分野です!
このメーカーさんのキューブプランターは質も良く、風景に馴染み易いことで人気があり、
グレーなら和洋折衷にも溶け込むだろうということで採用しました。

やっとのことで納品日を迎えました!
ご担当者様にも気に入っていただけたようで、ホッと安心いたしました。

さて、もう間もなくお正月。
奈良公園も春日大社の参拝客や、外国人観光客の方で賑わうことでしょう。
皆様、良いお年をお迎えくださいませ。
| 店舗前コンテナガーデン | 10:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑